ZRXメンテ2018【フロントキャリパー・オーバーホール】
2018 / 04 / 01 ( Sun )
2018年3月25日

忙しい年度末、オーバーホール用の交換部品だけはそろえているのですが、肝心の作業時間が作れない・・・
休日出勤やお彼岸の行事も無事に済ませ、ようやく作業できるようになったのが3月25日。

日曜なので2日間連続で作業というわけにいきませんので、今日は可能な限りできるところまでやろうと思っています。
今日の作業はフロントブレーキキャリパーのオーバーホールです。

18年目にして初めてお目見えするキャリパー内部、それにピストン達、はたしてどのようなことになっているのでしょうか?

そもそも何でオーバーホールかというと、ピストンの戻りが悪くてパッドとディスクが必要以上に擦れて、フロントホイールを浮かした時の周りが悪くなってきたから。
定期的にキャリパー洗浄や揉み出しは行っていまして、回りが悪くなってきたのはここ最近のことだと思います。

それではキャリパー取り外しから始めましょう。




これを分解していきます。キャリパーを左右に割るブリッジボルトはフロントフォークに取り付いている時に少しだけ緩めておきます。そうすれば、単体でも緩めることができるし、軽く緩めるだけならフルードも漏れません。

バラバラに分解できました。ピストンの入っていた位置やパッドの取り付け状態など、元の状態に戻すために分かるようにしておきます。




いよいよ検証。
シリンダー内は何てなくきれいなものです。Nissinのキャリパーはこのシリンダー内もアルマイト処理されているとか・・・TOKICOは地のアルミです。




キャリパーそれぞれからオイルシールとダストシールを外します。
出てきましたよ!18年分の垢でございます。




フルードが固まったのか?シール溝の中に固いカスがこびりついています。特にダストシール周りが酷かった。
まずは洗浄、洗剤を駆使して汚れとゴミをできるだけ落とします。
でもこれぐらいではシール周りのカスは取れませんねん・・・




洗浄後はこびり付いたカスを爪楊枝やらで掻き出そうとしましたが、全く歯が立ちません。最終的には精密ドライバーの適度な太さの物の先だけ90度に曲げて、それをシール溝に沿うようにカスを掻き出します。

これにはかなりの時間がかかりました。シール溝の底もきれいにするのですが、底面だけではなくて3面すべて掻き出すようにします。一番難しかったのがオイルシールの外側の側面。見えないし、カスがとれたかどうかもわからないので、もう感覚でやってます。




ようやくカスが取れて溝がきれいになりましたが、このアルミ時の濃いグレーの部分は腐食なのか?汚れではなく精密ドライバーでは削り取ることもできません。でも溝は引っ掛かりもなくきれいになっているのでこれでいいでしょう。

次はピストンを磨きましょう。
コンパウンドでできるだけ黒い部分やスジがなくなるまで磨く、ミガク。




こんなところでしょうか。一応きれいに磨くことができました。左右で1個ずつ、ピストンに点々の腐食がありましたが、外側なので影響はないかと思います。




キャリパー本体にシール類を入れていきましょう。サービスマニュアルにはブレーキフルードをシールに塗るとありましたが、今回はシリコングリスを使いました。




シールが入ったらピストンを入れましょう。ここにもシリコングリスを塗っておきます。




すんなり入ります。これら12個のピストンを元の位置に入れましょう。

割ったキャリパーを組み立てます。組み立てに当たって、今回はブリッジボルトを交換します。
純正のボルトより強度の高いBUMAXというステンレスの高強度ボルトにします。




これをブリッジボルトに使用し、組み立てていきます。
ブリッジボルトはキャリパー本体を取り付けてから本締めしますので、ここでは仮止めです。




ここまでできたところで本日時間切れとなりました。残念・・・


2018年4月1日

31は土曜日でしたので引き続き作業できるかと思っていたところ、あまりにもいい天気で、桜もまだまだ楽しめる!ということでお花見でしたので、引き続き作業は4月1日となりました。

まずはキャリパーにその他部品を取り付けていきましょう。パッドピンも今回交換します。
パッドを元の位置に戻し組み付けできるようになってきました。




そして、キャリパーを取り付けて、ブリジットボルトを本締め。ノーマルボルトの締め付けトルクが21NmのところBUMAXは34Nmです。何か違いがわかるのか?楽しみです。
今回、特別仕様にしたのはこのボルトだけです。

取り付け後はエア抜きです。ネット検索では何やら難しそうなことを書かれているところもありましたが、大丈夫でしょう。ただし今回はほぼ新車組み立て時のオイル充填に近いので、キャリパーエア抜きボルトから逆に注射器で入れてやります。

何かちょっと難しかったので、夢中になって画像取り忘れですが何とかエア抜き完了です。以前と同じような握り心地になっています。
もしかすると、いつも通りのエア抜きで十分行けたんじゃないでしょうか?

これでフロントキャリパーのオーバーホール完成です!
フロントジャッキアップでタイヤを回してみましたが、オーバーホール前とは全く比べ物にならないぐらいよくクルクル回ります。




次はリヤキャリパーです。
23 : 05 : 44 | バイクメンテ | コメント(0) | page top
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